鬼怒川源流部 日加倉山(1368.5m) 2013年11月17日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:15 林道入口−−6:45 林道崩壊地−−7:02 造林小屋−−7:22 林道終点−−7:37 日加倉山 7:40−−8:15 林道(1240m鞍部)−−8:28 林道入口

場所栃木県日光市(旧栗山村)
年月日2013年11月17日 日帰り
天候快晴
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道入口付近に駐車スペースあり
登山道の有無無し。ただし往路はほとんど廃林道を利用
籔の有無稜線上は腰の高さの薄い笹
危険個所の有無林道崩壊地が1か所あるが獣道でトラバース可能
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント日加倉山西側を通る林道から登る。林道は入口から廃林道化、ゲートは開いているが車で入れるのは数10m程度まで。林道は1か所だけ崩壊個所あるが通行可。林道終点より斜面に取り付いて山頂へ。帰りは主尾根を北上したが尾根がなだらかで複雑で下りは難しい。笹は腰の高さで密度は薄く獣道あり。2つ目の1240m鞍部で林道に下りる




林道入口下の駐車スペース 林道入口。ゲート開放だが廃林道
落石が多い 東には高倉山
まさかの日の出が見えた 唯一の林道崩壊地。でも通過可能
林道から見た奥日光
崩壊した造林小屋 林道から見た平五郎山
起点から4.5km。そろそろ林道終点 林道終点
北側の小谷を登る 谷から左の斜面へ
尾根に出る。薄い笹が続く 1360m肩
1360m肩付近から見た日光白根 1360m肩付近から見た高薙山
このピークが山頂 日加倉山山頂
ここも引きちぎられた標識が 帰路は北上する尾根へ
僅かに白くなった黒岩山 田代山と帝釈山
尾根上は目印あり 笹の中に鹿道
1312m峰 1310m峰
1280m肩から北西へ 1290m峰
1240m鞍部手前の1260m峰 1240m鞍部
1240m鞍部
林道から見た奥日光の山並
林道入口到着 駐車場到着


 高倉山の近くに日加倉山がある。地形図を見ると山頂西側直下まで林道が描かれておりこれを利用するのが手っ取り早いと考えるのが当然だろうが、これは入口からほぼ廃林道との事実は既に目にしていたので歩きが長くなる。山頂東側にも林道があり、これは車道終点から山頂まで距離があるが林道歩きは短くなりそう。どちらから登るか悩んだが、前日の向山でナメ沢でコケて左足を痛めたため、標高差があまりない北側からの林道歩きに決めた。早朝で朝露や霜で笹が濡れていると予想されたため長靴とする。このコースならアップダウンは少ないので長靴で問題ないだろう。

 林道入口より僅かに下ったところに広い駐車スペースがあるので車をそこに置いて歩きだす。林道入口にゲートがあるが解放状態、どうせすぐ先で車が入れない状況になるのだが。今朝は冷え込んで気温は-1℃前後、まだ太陽は東の山の向こう側で寒い。林道が稜線に沿って左に大きく回り込むところで奥日光方面の展望が開ける。日光白根はもう真っ白。根名草山も谷筋が白い。

 しばし林道歩きが続く。山頂までの直線距離は2.6kmくらいだが林道はウネウネと尾根と谷を巻くので距離が延びる。途中1か所だけ林道が崩壊してガレを横断する個所があったが、傾斜はそこそこでガレをトラバースする獣道がしっかりとできており安全に通過できた。これ以外は危険と呼べるような崩壊個所は無い。ただし斜面が崩れて林道を埋めている個所、大きな落石が道を塞ぐ個所は何か所もある。

 山頂から西に大きく張り出す尾根を巻く辺りで尾根に取りつこうとしたが法面の連続で無理。結局、林道終点まで歩いた。直前で4.5kmの標識があったので終点まで4.6〜4.7kmくらいだろうか。林道終点は広場のようになっていた。

 ここで右の斜面に取りつくか左の斜面にするか考えたが、左の斜面の方が尾根までの距離が短そうなので左へ。小さな谷を少しだけ上がってから斜面へ。薄く低い笹で障害は少なく、最初の急斜面は灌木に掴まってクリア。南向きの尾根に乗れば傾斜がやや緩む。薄い笹を登って東西方向の太い尾根へ。踏跡が登場するかと思ったらまだ何も無く相変わらずの薄い笹。

 東へ緩やかに登ると稜線は緩やかに右へとカーブし左からの尾根と合わさると目印と踏跡(獣道?)が登場、この尾根が林道に沿って北上する主稜線だ。帰りはここを歩こう。笹原を南下して僅かに上がった場所が日加倉山山頂。低い笹と樹林で展望は無し。ここにも引きちぎられた栃木の山紀行の山頂標識が三角点から少し離れた場所にあった。日光山紀行の山頂標識は健在。しかしまあ、この界隈は山頂標識がお掃除された山が多い。

 稜線の笹は薄いのが分かり、帰りは主稜線を北上することに。傾斜がなだらかで尾根幅が広く分岐が多い尾根なので下りはルート判断が難しい。地形図と方位磁石を取り出して周囲の地形をよく確認しながら進んでいく。目印が散見されるがこれが私が歩こうと思っている尾根上に続いている保証はないので、あくまでも読図で進むことにする。尾根上は踏跡というより鹿道だと思うが、笹の中に筋が通っている。ただし1本道ではないので要注意。

 1312m峰は左に太い尾根が出ているが右斜めが正解。その次のピークもだだっ広くて判断に迷うが地図を見てやや右へ。ここから尾根は緩やかに反時計回りに連なる。1290m峰を通過すると左側の結構下部に林道が見えるが法面の高さがかなりあるので降りるのは無理。1290m峰で右へ。アップダウンが少ない尾根を進む。地図上では左側直下に林道があるはずだが樹林で見えない。林道と尾根が一番接近するのは1240m鞍部なのでそこまではおとなしく尾根を進もう。

 2つ目の1240m鞍部は短い車道が稜線を通っていて小規模な切通しで木に掴まりながら林道に降りる。あとは林道歩きのみ。尾根上の笹はそれほど濃くないので往復とも稜線を歩いても良かったかもしれない。

 

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